こんにちは!バイリンガル目線でリアルなアメリカ生活を発信しているHONUです。
妊娠すると新しい家族が増える嬉しさや興奮が入り混じると同時に、アメリカでの生活は日本と違うことに戸惑いや不安を感じる機会も増える事でしょう。
この記事を書いている2023年は私も妊娠中なのですが、妊娠初期を振り返って実際に行った事をシェアしたいと思います。
【Trimester】とは?アメリカでの妊娠週期
まず初めに、英語圏ででは出産までの数え方が日本の『十月十日』と異なります。
妊娠~出産までを『9ヶ月』とし、さらに下記の通り週期を分けます:
- 第1期 (first trimester: 受胎~12週)
- 第2期 (second trimester: 13~27週)
- 第3期 (third or last trimester: 28~40週)
医療機関以外でも、一般的にこの”trimester”と言いうフレーズが使われるので覚えておくと便利です。
今回は妊娠が分かって間もないfirst trimesterに私が行ったことをご紹介します!
妊娠が発覚!今すぐ医者に行くべき?
日本的なマインドを持つ私にとって、妊娠発覚後の最初の衝動は「すぐに医者に診てもらわなくては!」でした。
体の事が心配で、分かった後は急いで医療機関に駆け込むイメージでしたが、結論としては「まず落ち着くこと」でした。
アメリカは他国と違い高額で複雑な医療制度のため、気軽に医者に診てもらえないケースが少なくはありません。もちろんご自身の保険の内容にもよりますので、負担額などを把握した上ですぐに診てもらえるのであれば問題ないはずです。
上記の状況も踏まえると、妊活中にかかりつけの産婦人科医を決めておくとスムーズに検診につなげることができます。
アメリカ的なマインドセットで一度コスト面など現実的に考慮し、まずはネットで調べる事から始めてみましょう。
引き続き、健康面での管理を
妊娠しても焦る必要はありません。何故ならアメリカでは妊娠初期はPrenatal care (産前ケア) の延長と捉えらるからです。今まで続けてきた健康的な習慣を引き続き行うことが母体にとってベストでしょう。
- ①適度な運動
- ②健康的な食生活
- ③十分な睡眠
- ④定期的な医療検診
- ⑤Prenatalビタミンの摂取
④ではまず、かかりつけの、OB/GYN (産婦人科)に妊娠した連絡を入れましょう。
同時進行で健康保険の内容把握も行うといいでしょう。加入している保険のプランが妊婦検診をどれくらいカバーすべきかなどを確認します。
私は後日、改めて看護師から電話での問診がありました。最終月経日などの設問に答えることで、まずは産婦人科のオフィスが妊娠の状況を把握してくれます。その数日後に病院での検診の予約を入れたため、結果的には【妊娠9週目】に入ってからの初診でした。
⑤のPrenatalビタミン (妊婦用マルチビタミン) は引き続き摂るように伝えられました。
こちらについては別の記事で詳しく紹介してるのでチェックしてみてくださいね!
気を付けたい食べ物は?
妊娠初期は体調の変化もあり、不安定な時期。それに加えてつわりや疲れなども出やすいので、なるべく体に負担がかからないように気をつけて過ごすことが大切です。
幸い私のケースでは、つわりがほぼなく、妊娠前と変わらない食事をとることができました。
妊娠初期から気を付けるべき食材はさまざまですが、特に非加熱・生ものは控えるのが最重要です!
- 生ハム、パテ、サラミなど
- ブロッコリースプラウト、もやしなどの発芽野菜
- 殺菌された乳製品を原材料としていないナチュラルチーズ
- 生卵、半熟の卵
- お刺身やお寿司
- ハム、ソーセージなどのデリミート(加工肉)
日本語の記事によると、コンビニなどで販売しているサンドイッチは加工ハムのため問題ないと書いてあったのでアメリカで数回ハムを口にしてしまいました。
その後、米系の記事によるとアメリカの加工肉は加熱しないと食べてはいけなかったので、初期の大事な時期に日英両方の情報を集めるのが非常に大切だと実感しました。
まとめ
妊娠について調べれば調べるほど、情報過多でさらにパニックになっていませんか?
ママがそのような状態だとお腹の赤ちゃんもビックリしてしまうので、いったん落ち着いて深呼吸してみましょう!アメリカの医療は国民健康保険と違い、ケースバイケースがほとんどです。ですので出産までの悩みを1つ1つ冷静に対処しましょう。
First trimesterでは急いで医療機関に行くのではなく、まずはご自身の体と向き合って体調管理を万全に整えましょう。そして不調があるのであれば、診察の時に言葉で「心身ともに困っていることは何か?」をきちんと伝えられるように日ごろからご自身の体と向き合ってみてください。
当然のことですが、アメリカも日本も母子の健康が第一優先とされています。遠く離れて暮らしていてもパートナー・ご家族、ご友人、医療チーム、など頼るリソースがたくさんあることを忘れないでください。海外での素敵なマタニティライフを過ごせますように!
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