
ご無沙汰しております!アメリカ生活30年以上の経験を生かして現地からリアルな情報をお届けしているHONUです。
2024年にアメリカで第一子を出産し、ほぼ1年が経過しようとしている今。出産から今までの産休・育児休暇について振り返ってみました。
在米のママ・パパさんに少しでもアメリカの出産や子育て事情を届けたくて、重すぎる腰をあげて実体験を振り返りながら書いてみました。
今回はブログ復帰したばかりで大まかな内容ですが、今後は細かくアップデートしていく予定です!
アメリカでの育児休暇ってどんなものなの?
結論から言うと、一概には言えず育休前がどのような状況だったかによります。アメリカは地理的も広いですし、国としてではなく細分化された以下の要因で変わります。
①勤めている会社
②住んでいる州
まず初めに、①は勤め先の会社でPaid parental leave (有給育児休暇) があるかどうか、どういう制度か、期間はどれくらいか、いくらもらえるかなどを産休・育休に入る前に人事部に問い合わせると良いでしょう。休暇の期間中の給与を会社が負担する場合と州が負担する場合があるのでここをクリアにしておくとベストです。
②についてですが、お住まいの州によって補償される期間や額に差が出てくる場合があるので、先ずはお住まいの州のサイトからDisability Insurance (所得補償保険)やParental Leave (育児休暇)などのワードで調べてみるといいと思います。
私が住んでいるカリフォルニアでは雇用開発局 EDD (Employment Development Department)の管轄内でしたのでそこからオンライン申請をしました。
産後、育児休暇中はどれくらい休めるの?
これについても国としてこれくらいの期間休めますよというのはなくお住まいの州によります。またどのような出産したかにより、変わる場合もあります。
例えばカリフォルニアでは出産した時に自然分娩か帝王切開かどうかでDisability Insuranceによって所得補償される期間が異なります。
自然分娩の場合: 出産後6週間
帝王切開の場合: 出産後8週間
出産したママさんは、Disability Insuranceの期間が満了すると8週間のPaid Family Leave に切り替わります。私は帝王切開後に既に所得補償期間中でしたが、旦那は出産後すぐにPaid Family Leave 制度を利用して我が子と過ごす時間を作ってくれました。
産休、育児休暇中にもらえる額は?
こちらも残念ながら、州や会社によります。『一律1年間◯◯ドル』や『月間◯◯ドル』とかならわかりやすくて楽なんですが、そうはいかないのがアメリカ。
ご参考までに、カリフォルニアでは育児休暇以前の5-18ヶ月のお給料をベースに、そこから何割もらえるという形になります。(上限あり)
2024年: 60-70%
2025年: 70-90%
2025年は2024年から貰える割合がアップしているので今後も変わるかもしれませんね!
まとめ

今回は大まかな内容ではありますが、アメリカの産休・育休制度についてお伝えしました。
私はカリフォルニアに住んでいるので、出産後は上記の通り勤めていた会社のお給料をベースに、州で定められた額を受け取っていました。州の補償が満了した後は仕事復帰するママさんが多いと思いますが私の会社は無給休暇制度があり、出産から1年間は育児休暇を、フルタイムママとして奮闘していました!それでも日々、お子の成長が目まぐるしく育児休暇の期間があっという間に過ぎようとしています。
近年ではでは受付のオフィスに足を運ばずともインターネットで申請、受け取りも銀行振込や専用のデビットカードで完了します。新しい家族が増えてただでさえ大変な中、書類の発送のために外に出なくていいのでとても便利になりましたね。
妊娠中にカリフォルニア州に申請したDisability insuranceがParental leaveへ自動的に切り替わったので特に書類関係が大変だった覚えはないですが、今後も産休や育児休暇については毎年変わることも予想されます。産休に入る前に会社や住んでいる州の育児制度をきちんと調べた上で、出産後はすぐに赤ちゃんとの時間に充てることが出来るようスムーズに進められることを祈っています!
コメント