こんにちは!ロサンゼルスからバイリンガル目線でブログをお届けしているHONUです。
今回はWarehouse club または Wholesale clubとして営業しているアメリカの会員制の倉庫型店舗をご紹介します。
今でこそ動画配信のようなサブスクリプションサービスが主流ですが、この『会員制』の形態を40年以上しているなんて目の付け所が良すぎますね!
早速詳しく見ていきましょう!
実はアメリカが世界初!倉庫型の大規模店舗
この倉庫型の大型店舗はアメリカの西海岸で始まったともいわれています。
後ほどご紹介するCostco Wholesaleの前身ともいえるパイオニア、Price Clubは1976年にサンディエゴで創業しました。
在庫管理を他社を通さず自社の倉庫型店舗で行うので、その分のコストを抑えることができます。
また、販売する商品はBulk (大量)のためディスカウント価格で消費者に提供でき、今も変わらず人気の店舗形態です。
現在では下記チェーンが倉庫型店舗の上位シェアを占めています。
- Costco Wholesale Corporation
- Walmart’s Sam’s Club
- BJ’s Wholesale Club
Costco Wholesale Corporation
日本では独り勝ちと言われているCostcoですが、アメリカ以外の国でも展開しており、今一番勢いがあるWholesale clubです。
全米ではカリフォルニアの店舗数が最多で、Maine, Rhode Island, West Virginia,Wyoming以外の州で営業しています。
店舗名 | Costco Wholesale |
創業 | Seattle, Washington |
店舗数 | 861(※2023年) |
海外展開 | 14か国 (※アメリカ含む) |
自社ブランド | Kirkland Signature |
会員数 | 65 million |
会員費 |
$60/年 (Gold Star Membership) $120/年 (Executive Membership) |
Sam’s Club
Sam’s ClubはCostcoの海外店舗数には劣るものの、メキシコ、中国、ブラジルで海外展開をしています。
アメリカ内での店舗数はCostcoより多く、特に国内で根強い人気を誇る大型店舗です。テキサスの店舗数が最も多く、次いでフロリダ、カリフォルニアとなっています。
店舗名 | Sam’s Club |
創業 |
Midwest City, Oklahoma
|
店舗数 | 600(※2022年) |
海外展開 | 4か国 (※アメリカ含む) |
自社ブランド | Member’s Mark |
会員数 | N/A |
会員費 |
$50/年 (Club Membership) $110/年 (Plus Membership) |
各店舗のおすすめポイントは?
CostcoとSam’s Club両方の会員である私がローカル消費者目線で各店舗のおすすめポイントを紹介したいと思います。
(※BJ’s Wholesale Clubはカリフォルニアに店舗がないため省略します。)
お金と時間をセーブしたいなら【Sam’s Club】
とにかく安くてメーカー品が充実している!
売られている商品は自社製品よりメーカー品が多めです。
さすがはWalmart傘下、メーカー品もコスト面でみるとCostcoよりかなり値段が抑えられています!
Costcoでも同等の物が販売されていたら迷わずSam’s Clubで買いましょう。
ネット価格と店舗価格が同じなので買い損がない!
配達サービスを介しているCostcoではネット価格と店舗価格が異なる場合があります。
Sam’s Clubでは、セール価格もネットにもちろん反映されるのでネットでもお得にお買い物ができます!(※Membershipにより配送料が異なります。)
ネットを活用したサービスで時短が可能に!
Costcoにはない、Curbside Pickup (ネットで事前注文後に駐車場を利用してピックアップするサービス) があるので着いたら車から降りずに購入品を受け取ることができます。
Pickup専用の駐車場もあるので、受け取り後はスムーズに自宅に帰れます!
また、Scan & Goというサービスを使えば有人レジもセルフレジも不要になります。店内でお買い物を終了したら、商品をカートからスキャン~支払いまでアプリで完結します!
クオリティとサービス重視なら【Costco】
自社ブランド「Kirkland Signature」が大人気!
Costcoのオリジナルブランド、Kirkland Signatureの製品はSam’sと比べても格段に多く、商品開発にも力を入れています。
さらに、自社製品の製造元は誰もが知っている大手有名企業なのも驚きです!高品質なのに低価格で大ヒット商品を次々に生み出しています。
最近ではその人気を裏付けるべく、Kirkland Signatureのロゴが入ったアパレル商品も販売開始しています。
健康や環境に配慮した商品のニーズにも応えてくれる!
オーガニック、ビーガン、グルテンフリーなど、健康にも配慮した話題の商品を見つけやすいのはSam’sよりCostcoです。
業界最大手だけでなく、若い中小企業の商品も揃えていて、健康でエシカルな商品に価値を置いている単価が高めの消費者のニーズもきちんとらえています。
細やかなカスタマーサポートが充実している!
優良な雇用条件で働きやすい職場としても有名なCostco。迅速な対応で、店舗はもとより電話やメールで問い合わせをするとすぐに返事が来て解決策を提供してくれます。
購入済みの商品価格が下がった場合でも30日以内でしたらレシートを持参すれば Price adjustment (価格調整)してくれます。月初めに買った母のテレビが月末にはセール価格になっていたので$50を返金してもらいました。
また、Travelなど小売り以外のサービスでも高いカスタマ―サービスを受けられます。旦那さんはCostcoレンタカーのヘビーユーザーなのですが、やむを得ない場合はなんと当日でもキャンセル料を取られずに済むのは非常にありがたいです!
まとめ
今回は触れませんでしたが一言にWholesale clubといっても、小売りの他にクレジットカードやガソリン、眼科などのサービスで私たちの生活に密接に関わっていると感じます。
CostcoとSam’s Clubはどちらも会員費以上にメリットがあり、便利なサービスが充実しているので、近くにあるのであれば両方会員になるのがおすすめです!
それぞれの特徴を理解し、使い分けることによってアメリカ生活のクオリティの向上間違いなしです。
両店ともに1983年創業から40年以上、アメリカで生まれていまだに大人気な倉庫型大型店の将来にこれからも期待したいですね!
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